商標権侵害とは?わかりやすく5分で解説
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商標権侵害とは、非権利者が権利者に無断で事業として登録商標を使用する行為のこと。
商標とは
商標とは、事業で取り扱う商品やサービスを識別するためのマーク(標章)のこと。たとえばブランド名等の文字、企業ロゴ等の図形や記号、CMのサウンドロゴ等の音、商品等のデザインや色、立体的形状がこれにあたる。
商標権とは
商標権とは、その商標を一定期間独占できる権利のこと。これには、商標を保護することで事業の信用を維持し、需要者の利益の保護を図る狙いがある。商標は特許庁に登録することで登録商標となり、権利者に商標権が発生し10年間保護される(延長も可能)。
商標の登録には、それを何の商品やサービス(役務)に使用するか指定する必要がある。この時、一般的なものや他と区別できない紛らわしいものは登録できない。たとえば、アップルは指定商品りんごでは登録できない。但し、電子計算機としては登録されている。
商標権侵害の判断
基本的には商標が同一か類似、かつ指定商品/役務が同一か類似の時に商標権侵害となる。商標は読み方(称呼)、見た目(外観)、意味合い(観念)に着目し、指定商品/役務は単純に似ているかどうかを見る。この時、一方だけが似ていても商標権侵害とならない。
但し、たとえばアップルの部外者が商標「アップル銀行」、指定役務「金融」で登録するとアップルの関連会社と勘違いされる可能性がある。このように誤認や混同されるおそれのある場合は商標権侵害となる。
その他、商標登録前の使用と需要者に広く認識されていること(周知性)が要件となる先使用権の有無や損害発生の有無等が争点となることもある。
主な手続
商標権紛争の主な手続を以下に示す。
商標権侵害訴訟
商標権侵害の救済を裁判所に求める裁判のこと。一審の地裁の判決に不服のある場合は高裁へ控訴、最高裁へ上告もできる。
無効審判
商標の利害関係者が、他者の商標の無効を特許庁に求める審判のこと。
不使用取消審判
第三者が3年以上使用されてない商標の取消を特許庁に求める審判のこと。
審決取消訴訟
特許庁の判断した審決の取消を裁判所に求める裁判のこと。
訴訟事例
小僧寿し事件
1992年、入船がサニーフーヅに対し商標権侵害訴訟を起こした。争点は、入船の持つ「小僧」の登録商標と、サニーフーヅの使用している「小僧寿し」「KOZO」等の商標が類似しているか、また類似していたとして損害が発生するかという点。
1997年、最高裁は「KOZO」の商標のみ侵害を認めたものの、商標の使用が売り上げに影響を与えていないとして損害賠償なしと判断した。
東京メトロ事件
2005年、東京地下鉄が「東京メトロ(指定商品:新聞・雑誌)」の不使用取消審判請求を行った。争点は、商標権者の発行したフリーペーパー「とうきょうメトロ」が事業で取り扱う商品と言えるかという点。商品と認められれば不使用取消審判は無効となる。
商標権者は無償配布でも広告収入があるため商品だと主張した。これに対し、特許庁が「東京メトロ」を無効と判断したことで、商標権者が審決取消訴訟を行った。2007年、高裁はフリーペーパーも商品だと判断し審決取消を認めた。
チュッパチャプス事件
2009年、チュッパチャップスの権利会社が楽天に対し商標権侵害訴訟を起こした。争点は、ネットモール楽天市場で販売されている商標権侵害の商品(商標を無断使用した帽子等)について、出店者ではなく運営者の楽天に商標権侵害の責任が生じるかという点。
2012年、高裁は運営者が侵害を認識しているにもかかわらず放置した場合は、運営者に責任が生じるとした。
面白い恋人事件
2011年、石屋製菓が吉本興業等に対し商標権侵害訴訟を起こした。争点は、吉本興業の登録商標「面白い恋人」と、石屋製菓の登録商標「白い恋人」が類似しているかという点。2013年、面白い恋人の図柄変更と販売地域の限定によって和解が成立した。
フランク三浦事件
2015年、フランクミュラーが「フランク三浦(浦の右上に点なし)」の無効審判請求を行った。争点は、フランクミュラーの登録商標「フランクミューラー」と、ディンクスの登録商標「フランク三浦(浦の右上に点なし)」が類似しているかという点。
これに対し、特許庁が「フランク三浦」を無効と判断したことでディンクスが審決取消訴訟を行った。2017年、高裁は外観や観念、価格帯が異なり商品を混同する恐れもないと判断し審決取消を認めた。
かに道楽事件
2016年、かに道楽がヤマサちくわに対し商標権侵害訴訟を起こした。争点は、ヤマサちくわが販売するかまぼこ「かに道楽」に先使用権があるかという点。ヤマサちくわは、商標登録よりも先に販売し周知性もあると主張した。
2017年、同名商品の販売停止によって和解が成立した。
特許権侵害とは?わかりやすく5分で解説
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特許権侵害とは、非権利者が権利者に無断で事業として特許を使用する行為のこと。
特許権とは
特許権とは自らの発明を公開する代わりに、その発明を一定期間独占できる権利のこと。これには、発明を保護することで健全な産業の発展を図る狙いがある。発明は特許庁に登録することで特許となり、権利者に特許権が発生し20年間保護される。
特許は、今までにないもの(新規性あり)で簡単に思いつかないもの(進歩性あり)でなくてはならない。たとえば、既に販売しているものや単なる技術の組み合わせは特許とならない。
特許権侵害の判断
特許権侵害の判断は、特許出願時に添付した特許請求の範囲(クレーム)をもとに行う。たとえばあんぱんのクレームが、小麦粉を発酵させた生地(①)を丸形に成形(②)し、中に小豆餡を含む(③)ことを特徴とするパンだったとする。
ここで、①②③のようにクレームを技術ごとに分けたものを構成要件という。基本的には、構成要件すべてを満たすものだけが特許権侵害となる。そのため、角形のあんぱんは特許権侵害とならない。
但し相違点がその発明の本質でない等、一定の条件を満たす場合は特許権侵害となり得る(均等論)。その他、新規性や進歩性の欠如による特許無効の是非や、出願前の販売による先使用権の有無等が争点となることもある。
ちなみに権利侵害が疑われる製品や方法のことをイ号という。
主な手続
特許権紛争の主な手続を以下に示す。
特許権侵害訴訟
特許権侵害の救済を裁判所に求める裁判のこと。一審の地裁の判決に不服のある場合は高裁へ控訴、最高裁へ上告もできる。
債務不存在確認訴訟
自身が他者の権利を侵害していないことの確認を裁判所に求める裁判のこと。
無効審判
特許の利害関係者が、他者の特許の無効を特許庁に求める審判のこと。
審決取消訴訟
特許庁の判断した審決の取消を裁判所に求める裁判のこと。
訴訟事例
テキサスインスツルメンツx富士通
1991年、富士通がテキサスインスツルメンツの特許権を侵害していないことの確認のため、債務不存在確認訴訟を行った。対象は、半導体基板に回路素子を配置した集積回路の特許となる(キルビー275特許)。
争点はクレームにある「電子回路用の半導体装置」と「距離的に離間した複数の回路素子」をどう解釈するかという点。簡単に言うと、単一の装置として回路素子がすべて基板に含まれているか、それらの素子が物理的に離れているかということ。
イ号は、キャパシタが基板外にありほとんどの回路素子が接触、重合もしくは近接していた。1994年、地裁は特許権侵害なしと判断した。1997年、高裁は同様の特許から分割されたキルビー275特許自体を無効と判断した。
以降、特許庁の審決を待たず裁判所が特許無効の是非を下せるようになった。
越後製菓x佐藤食品
2009年、越後製菓が佐藤食品に対し特許権侵害訴訟を起こした。対象は、餅の側面に切り込みを入れることで型崩れを防ぐ特許となる。イ号は上面に十字、側面に1列の切り込みが入る。
争点はクレームにある「載置底面又は平坦上面ではなくこの小片餅体の上側表面部の立直側面である側周表面に,…一若しくは複数の切り込み」をどう解釈するかという点。簡単に言うと、切込みが側面にある発明なのか側面のみにある発明なのかということ。
前者の場合は特許権侵害となる。また佐藤食品は、越後製菓の特許出願前にイ号を販売していたと先使用権を主張し、無効審判請求も行った。2012年、高裁は特許権侵害を認め、佐藤食品に対し商品の製造販売禁止と約8億円の損害賠償を命じた。
パイロットx三菱鉛筆
2011年、パイロットが三菱鉛筆に対し特許権侵害訴訟を起こした。対象は、付属の摩擦体で文字をこすると、摩擦熱でインキが無色になる筆記具の特許となる。2012年、パイロットが結審前に請求を放棄した(理由は非公表)。
2014年、三菱鉛筆がパイロット特許の無効審判請求を行った。2016年、特許庁がパイロット特許を無効と判断したことで、パイロットが審決取消訴訟を行った。争点は、特許に進歩性があるかという点。
2017年、高裁は筆記具に摩擦体を付属させる発想は進歩性があると判断しパイロット特許を認めたため、パイロットがイ号の販売停止仮処分を申し立てた。2018年、和解が成立した。
カプコンxコーエーテクモ
2014年、カプコンがコーエーテクモに対し特許権侵害訴訟を起こした。対象は、前作ディスクを読み込むとコンテンツが追加される特許(A特許)と、振動でプレイヤーに敵等の情報を知らせる特許(B特許)となる。
争点は、特許に新規性があるかという点。特にA特許については、ファミコン時代から他社で同様のシステムが存在していた。2019年、高裁は2件とも特許権侵害を認めコーエーテクモに対し約1.4億円の損害賠償を命じた。
日本の発明一覧
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日本の発明のまとめ。主な発明を以下に示す。
蚊取線香
1890年、大日本除虫菊の創業者となる上山英一郎が発明した。渦巻き形状は妻ゆきのアイデアで、へびのとぐろから着想を得たとされる。
真円真珠
1907年、西川藤吉、見瀬辰平らが発明した。これにより天然真珠の価格が暴落、ヨーロッパの宝石商は養殖が偽物だとの訴えを起こしたが、反対に同一ということが証明された。
うま味調味料
1908年、化学者の池田菊苗が発明した。彼が味の素の創業者となる鈴木三郎助に工業化を依頼し、翌年味の素が誕生した。
八木・宇田アンテナ
1926年、東北帝国大学の宇田新太郎と八木秀次が発明した。国内では注目されなかったが、連合国が軍用レーダーに採用し第2次世界大戦で活躍した。日本軍が捕虜にYAGIとは何か聞いたという逸話が残る。テレビのアンテナ等に用いられる。
フェライト(磁性材料)
1930年、東京工業大学の加藤与五郎と武井武が発明した。TDKの創業者となる斎藤憲三が工業化した。フェライト磁石は磁気テープやノイズフィルタ等に用いられる。
超々ジュラルミン(アルミ合金)
1936年、住友金属工業の五十嵐勇が発明した。日本海軍の零式艦上戦闘機が主翼に採用し30kgの軽量化に成功した。高強度アルミ合金として、航空機や自動車部品等に用いられる。
胃カメラ
1950年、オリンパス光学工業の杉浦睦夫らが発明した。東大医師の依頼で開発した。
電気炊飯器
1952年、光伸社の三並義忠が発明した。東京芝浦電気(現東芝)の依頼で開発し、1955年に発売された。
折る刃式カッターナイフ
1956年、オルファの創業者となる岡田良男が発明した。板チョコから着想を得たとされる。社名は折る刃から。
半導体レーザー
1957年、東北大学の西澤潤一が発明した。光学ドライブやコピー機等に用いられる。彼は1950年にPINダイオードと静電誘導トランジスタ、1973年に静電誘導サイリスタ等を発明し、世界の半導体研究をリードした。
インスタントラーメン
1958年、日清食品創業者の安藤百福が発明した。天ぷらから着想を得たとされる。
点字ブロック
1965年、安全交通試験研究センター初代理事長となる三宅精一が発明した。国際規格化されている。
カラオケ
1967年頃、日電工業社長の根岸重一らが発明した(諸説あり)。
クォーツ式腕時計
1969年、諏訪精工舎(現セイコー)が発明した。従来の機械式に比べ誤差が少なく低価格だったことから市場を席巻し、スイスの時計産業は大打撃をうけた(クォーツショック)。
ダイレクトドライブターンテーブル
1970年、松下電器産業の小幡修一らが発明した。従来のベルトドライブ等に比べ回転精度が向上したことで、単なる再生装置が楽器として生まれ変わりDJ文化の発展につながった。
VHS
1976年、日本ビクターの高野鎮雄と白石勇磨らが発明した。低価格、長い記録時間、アダルト業界との協調等により、ソニーが中心となり進めていたベータマックスとの規格競争に勝利した。
ウォークマン
1979年、ソニーの大曽根幸三らが発明した。これにより音楽を外で聴くという文化が生まれた。
十字キー
1982年、 任天堂の横井軍平が発明した。ゲーム機のみならずテレビのリモコン等様々なインターフェイスに用いられる。
ネオジム磁石
1984年、住友特殊金属の佐川眞人が発明した。非常に強い磁力を持ち、HDDのヘッドやハイブリッドカーのモーター等に用いられる。
リチウムイオンバッテリー
1985年、旭化成の吉野彰が発明した。スマートフォンやノートPC等、様々な電子機器のバッテリーに用いられる。2019年、吉野が本発明によりノーベル物理学賞を受賞した。
フラッシュメモリ
1986年、東芝の舛岡富士雄がNAND型フラッシュメモリを発明した。彼は、1980年にNOR型フラッシュメモリも発明している。SSDやUSBメモリ等に用いられる。
高輝度青色発光ダイオード(青色LED)
1980~90年代初頭にかけて、名古屋大学の赤崎勇と天野浩、日亜化学工業の中村修二らが発明した。この発明により光の三原色(赤、緑、青)が揃い、LEDによるフルカラー表示が実現した。2014年、上述の3名が本発明によりノーベル物理学賞を受賞した。
修正テープ
1989年、シード(文具メーカー)が発明した。
絵文字
1990年代、NTTドコモの栗田穣崇らが発明した。2006年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵された。
QRコード
1994年、デンソーの原昌宏らが発明した。QR決済やサイト誘導等に用いられる。
カメラ付き携帯電話
1999年、京セラが発明した。DDIポケット(現ワイモバイル)の依頼で開発し、同年発売された。
消せるボールペン
2006年、パイロット(文具メーカー)の中筋憲一らが発明した。紅葉から着想を得たとされる。
年代測定法とは?わかりやすく5分で解説
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年代測定法とは、考古学的な遺物からその年代を測定する方法のこと。
主な測定法を以下に示す。
古地磁気年代測定法
遺物の残留磁化を測定する方法のこと。適用範囲は現代から数千年前となる。土に含まれる磁性鉱物は、高温から冷却される時に地磁気の方向が記録される(熱残留磁化)。地磁気の年ごとの方向の変化は、各地で調査されまとめられている(永年変化曲線)。
つまり、遺物の残留磁化と永年変化曲線を照合することで年代が測定できる。土器調査等に用いられる。
年輪年代測定法
樹木の年輪の数を測定する方法のこと。適用範囲は現代から約1万年前となる。樹木は1年ごとに年輪が増える。この年輪は、土地や樹木の種類が同じ場合に類似するため、各樹木の年輪の共通部分を重ねて年数を繋げることができる。
建築物調査等に用いられる。
黒曜石水和層年代測定法
黒曜石の水和層の厚さを測定する方法のこと。適用範囲は数千から数万年前となる。黒曜石は、表面から水を吸収し長い年月をかけて水和層を形成する。この水和層の厚さは時間に比例する。石器調査等に用いられる。
年縞年代測定法
湖底堆積物の層を測定する方法のこと。適用範囲は現代から数万年前となる。環境の良い湖底堆積物の層は、1年周期の縞模様となる(年縞)。また氷河地帯では氷縞粘土という堆積物の層もある。気候調査等に用いられる。
放射性炭素年代測定法
遺物に含まれる炭素14の存在比を測定する方法のこと。適用範囲は現代から数万年前となる。炭素には、原子番号(陽子の数)が同じでも質量(中性子の数)の異なる炭素12、炭素13、炭素14が自然界に存在する。これを同位体という。
そのうち炭素14は、やがて原子核が崩壊し窒素14に変わる放射性同位体となる。この崩壊は一定の確率で起き、その半数が崩壊するまでの時間を半減期という。炭素14の半減期は5,730年となるため、10個の炭素14は5,730年で5個になる。
自然界において、炭素14は全炭素原子の1兆個に1個存在する。この炭素14の存在比は生物の死後、新たな炭素が供給されなくなるために変化する。つまり、遺物内の炭素14の存在比が小さいほど古い年代となる。生物の遺骸調査等に用いられる。
この方法は別の放射性同位体でも行われる。
ルミネッセンス年代測定法
遺物の発光量を測定する方法のこと。適用範囲は数十から数十万年前となる。鉱物の石英や長石は、熱や光刺激を受けると光を発する。これは、放射線を浴びることで鉱物中にエネルギーが蓄積され、刺激によってそのエネルギーが光となるため。
この発光量は放射線量に比例する。地球には宇宙から放射線(宇宙線)が降り注いでいるため、鉱物の発光量は長い年月をかけて増加する。つまり、鉱物の発光量が多いほど古い年代となる。土器調査等に用いられる。
これらは刺激の種類によって熱ルミネッセンス、光ルミネッセンスともいう。
電子スピン共鳴年代測定法
遺物に含まれる不対電子の量を測定する方法のこと。適用範囲は数千から数百万年前となる。電子の多くはペアで存在する(電子対)。しかし、物質が放射線を浴びると電子のペアは引き離され不対電子となる。この不対電子の量は放射線量に比例する。
地球には宇宙から放射線(宇宙線)が降り注いでいるため、物質中の不対電子は長い年月をかけて増加する。つまり、物質中の不対電子の量が多いほど古い年代となる。不対電子の検出には、不対電子が磁場中でマイクロ波を吸収する現象(電子スピン共鳴)を利用する。
骨や貝殻調査等に用いられる。
アミノ酸年代測定法
遺物に含まれるアミノ酸のラセミ化度合を測定する方法のこと。適用範囲は数千から数百万年前となる。生物を構成するタンパク質はアミノ酸から作られる。アミノ酸には、互いに性質の似ているD体アミノ酸とL体アミノ酸が存在する(鏡像異性体)。
生体内のアミノ酸はそのほとんどがL体アミノ酸となるが、生物の死後はL体アミノ酸がD体アミノ酸に変化(ラセミ化)し、最終的に存在比率が1:1になる。つまり、遺物内のD体アミノ酸が少ないほど古い年代となる。
しかしラセミ化の反応速度は温度に依存するため、年代測定の精度を高めるには過去の温度を正確に知る必要がある。生物の遺骸調査等に用いられる。
フィッショントラック年代測定法
鉱物に含まれるウラン238の核分裂のトラック数を測定する方法のこと。適用範囲は数千から数億年前となる。質量の大きい放射性同位体のウラン238は、自然に1つの原子が複数の原子に分裂する(自発核分裂)。
鉱物に含まれるウラン238は、自発核分裂をする際に鉱物中に痕跡(飛跡,トラック)を残す。このトラック数は鉱物中のウラン原子の数と時間に比例する。つまり、鉱物中のトラック数が多いほど古い年代となる。またトラックは高温にさらされると消失する。
火山調査等に用いられる。
生物毒とは?わかりやすく5分で解説
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生物毒とは、生物によって作られる毒のこと。
概要
生物の中には、生存戦略として毒を利用する種が多く存在する。たとえば、モウドクフキヤガエルは皮膚から毒素を出す。これは捕食回避戦略の一種と考えられている。反対に、毒ヘビは捕食するために毒を利用する。
毒の強さの指標
毒の効き目は動物の種類や体重、体調等によって大きく異なる。そのため、毒の強さを表す指標として半数致死量(LD50)が用いられる。LD50とは、対象の動物群に投与した場合に、その動物群の半数が死亡するのに必要な体重1kgあたりの量のこと。
但し、LD50はすべての毒素に対し一律に測定されるものではなく、対象の動物や投与方法も自由に設定できるため、単純比較はできない。
毒の分類
毒は大きく神経毒、血液毒、細胞毒に分類できる。但し、これらの毒を併せて持つ生物も多く存在する。
神経毒
神経伝達を阻害することにより呼吸困難等を引き起こす毒のこと。フグ毒やトリカブトの毒等がこれにあたる。
血液毒(出血毒)
赤血球や血小板の破壊等により血液障害を引き起こす毒のこと。クサリヘビ科の毒等がこれにあたる。
細胞毒
細胞の破壊やタンパク質合成の阻害により細胞死を引き起こす毒のこと。テングタケ属のキノコ毒等がこれにあたる。
神経毒
ボツリヌストキシンA
土壌や河川に生息するボツリヌス菌が産生する毒素のこと。確認されている毒素では最も強く、LD50(マウス,経口)は約0.5ng/kgとなる。神経に作用し筋肉を弛緩させ呼吸不全を引き起こす。筋肉弛緩作用が美容のしわ取りに用いられる(ボトックス)。
テタヌストキシン(テタノスパスミン)
土壌や汚泥に生息する破傷風菌が産生する毒素のこと。ボツリヌストキシンに次ぐ強力な毒素で、LD50(マウス,経口)は約2ng/kgとなる。神経に作用し筋肉を収縮させ呼吸不全を引き起こす。
マイトトキシン
プランクトンの渦鞭毛藻が産生する毒素のこと。LD50(マウス,腹腔内注射)は約130ng/kgとなる。神経に作用し筋肉の異常収縮を引き起こす。但し、作用機序の完全解明には至っていない。生物濃縮によって、サザナミハギ等の魚類の体内に蓄積される。
解毒剤はない。
バトラコトキシン
ヤドクガエル科のモウドクフキヤガエル等が持つ毒素のこと。LD50(マウス,皮下注射)は約2μg/kgとなる。神経に作用し筋肉を収縮させ呼吸不全を引き起こす。同類の毒素(ホモバトラコトキシン)を鳥類のズグロモリモズ等が持つ。
テトロドトキシン
海中に生息する細菌(ビブリオ属等)が産生する毒素のこと。一般にフグ毒として知られ、LD50(マウス,経口)は約10μg/kgとなる。神経に作用し筋肉を弛緩させ呼吸不全を引き起こす。食物連鎖によってフグやヒョウモンダコの体内に蓄積される(生物濃縮)。
解毒剤はない。
アコニチン
植物のトリカブトが産生する毒素のこと。LD50(マウス,皮下注射)は約300μg/kgとなる。神経に作用し筋肉を麻痺させ呼吸不全を引き起こす。解毒剤はない。
コノトキシン
貝のイモガイ類が産生する毒素のこと。LD50(マウス,詳細不明)は約12μg/kgとなる。神経に作用し筋肉を麻痺させ呼吸不全を引き起こす。解毒剤はない。
血液毒
ヤマカガシの毒
ナミヘビ科のヤマカガシが産生する毒素のこと。LD50(マウス,皮下注射)は約10mg/kgとなる。血液の凝固作用と血栓(止血時に生じる塊)を溶かす作用があり、凝固因子の消費に伴い止血ができなくなり、腎不全、脳内出血を引き起こす。
同様の毒を持つ生物にクサリヘビ科のマムシやハブがいる。
細胞毒
ベロトキシン1型
腸管出血性大腸菌が産生する毒素のこと。大腸菌O157や赤痢(志賀赤痢菌由来)の毒素として知られ、LD50(マウス,経口)は約1μg/kgとなる。タンパク質の合成を阻害し細胞の壊死を引き起こす。解毒剤はない。
リシン
植物のトウゴマの種子が産生する毒素のこと。LD50(ラット,経口)は約30μg/kgとなる。タンパク質の合成を阻害し細胞の壊死を引き起こす。解毒剤はない。
アマトキシン(α-アマニチン)
テングタケ属のキノコが産生する毒素のこと。LD50(マウス,経口)は約300μg/kgとなる。タンパク質の合成を阻害し細胞の壊死を引き起こす。解毒剤はない。
アフラトキシン
アスペルギルス・フラバス等のカビが産生する毒素のこと。LD50(ラット,経口)は約7mg/kgとなる。DNAの変異させたり複製を阻害し、肝機能障害を引き起こす。
複合毒
キロネックス(オーストラリアウンバチクラゲ)の毒
クラゲのキロネックスが産生する毒素のこと。LD50(ラット,詳細不明)は約1μg/kgとなる。細胞の壊死や激痛によるショック、心臓麻痺を引き起こす。神経、細胞等に影響を与える複合毒と考えられている。
ペルム紀大絶滅とは?わかりやすく5分で解説
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ペルム紀大絶滅とは、ペルム紀末に起きた地球史上最大の大量絶滅事件のこと。
概要
地球ではオルドビス紀末(O-S境界)、デボン紀末(F-F境界)、ペルム紀末(P-T境界)、三畳紀末(T-J境界)、白亜紀末(K-Pg境界)の計5回大絶滅が起きたとされる(ビッグファイブ)。その中で、約2億5000万年前に起きたペルム紀末の大絶滅は史上最大規模となる。
この事件によって生物種の約90%が絶滅したと考えられている。一般に、種とは交配によって繁殖できる集団をいう。大絶滅の後には、絶滅により空席となった生態的地位(ニッチ)を埋めるように、生き延びた種の子孫が栄える(適応放散)。
たとえば、ペルム紀大絶滅後には恐竜が出現し繁栄した。
原因
ペルム紀大絶滅の原因は明らかになっていない。主な説を以下に示す。これらの説が複合的に起こった可能性もある。
隕石衝突説
巨大隕石の衝突により絶滅したという説。隕石衝突→粉塵が地球を覆う→日射量の減少→寒冷化、植物の光合成停止→二酸化炭素増加→温暖化が起きたと考える。
衝突時のクレーター(ウィルクスランド・クレーター)や、P-T境界の地層(P-T境界層)から地球上では希少金属のため地球外由来とされるイリジウム、衝突時の衝撃により特異な構造を持った石英(衝撃石英)、フラーレンC60等の発見が報告されている。
超新星爆発説(星雲の冬)
超新星爆発により絶滅したという説。超新星爆発→宇宙線(放射線)と宇宙塵が降り注ぐ→宇宙線による雲の増加(スベンスマルク効果)、宇宙塵による日射量の減少→寒冷化が起きたと考える。さらに宇宙線による被ばくが原因とも考えられている。
超新星爆発とは、大質量の恒星がその一生の終わりに起こす大爆発のこと。P-T境界層から地球外由来と推測される同位体比のヘリウムやイリジウムが発見されている。但し、スベンスマルク効果はあくまで仮説で確証はない。
海水準変動説
海面低下により絶滅したという説。海面低下→浅海の生物が死滅→絶滅が連鎖したと考える。P-T境界層には不連続な堆積が多い。これは、海面低下により一時的に地層が地表に露出し浸食されたためと推測されている。
P-T境界は過去5億年で一番海水準が低かったことが報告されている。
有毒ガス放出説
塩水湖の蒸発で発生した有毒ガスにより絶滅したという説。塩水湖が蒸発→塩素ガスが放出→植物が死滅→絶滅が連鎖したと考える。P-T境界前に、フランスの国土と同等の塩水湖(ゼクシュタイン海)が蒸発したことが報告されている。
微生物説
海中に大量発生した微生物により絶滅したという説。メタン菌(メタノサルキナ)が大量発生→メタン放出→温暖化、酸素と結合し酸欠、海の酸性化が起きたと考える。メタンの温室効果は二酸化炭素の20倍とも言われる。
メタノサルキナのゲノム解析により、P-T境界頃に効率的にメタンを合成する能力を獲得したと報告されている。
海洋酸欠説(スーパーアノキシア)
海洋の酸素不足により絶滅したという説。火山噴火→植物が枯れる→土壌が維持できなくなる→陸から海へ土壌が流出→プランクトンが大量発生→海洋酸欠が起きたと考える。
さらに海洋酸欠により酸素のない所を好む(嫌気性)硫酸還元菌が繁殖し硫化水素が放出され、陸上生物やオゾン層に影響を与えたとされる。堆積岩中の有機分子分析により、P-T境界頃に海洋酸欠が起きたことが報告されている。
またP-T境界層で、海中に住み硫化物を利用して光合成を行う嫌気性の緑色硫黄細菌の化石が多く見つかっている。これは、海洋酸欠により緑色硫黄細菌が大量発生したことを示唆する。他にもP-T境界層では酸素が鉄イオンと結合した酸化鉄が少ない。
火山噴火説(プルームの冬)
火山噴火により絶滅したという説。プレートの沈み込み→残骸が核に落下→反動で大規模上昇流(スーパープルーム)発生→火山噴火→二酸化炭素、硫黄発生→温暖化や酸性雨が起きたと考える。現在主流の説。
さらに温暖化は海中のメタンハイドレートを溶かし促進したとされる。地質調査や洪水玄武岩(シベリア・トラップ)の痕跡により、P-T境界頃に200万年続く大規模な火山噴火が起きた可能性が報告されている。
また、質量数12の炭素と質量数13の炭素の比率(炭素同位体比,δ13C)の増加が確認されている。これには、メタンハイドレートの放出が原因とする考えがある。
磁場変動説(統合版プルームの冬)
磁場強度の低下により絶滅したという説。プレートの沈み込み→残骸が外核を冷却→外核の対流が乱れ地磁気低下→宇宙線流入量の増加→雲の増加→日射量の減少→寒冷化、残骸が核に落下→スーパープルーム発生→火山噴火→温暖化や酸性雨が起きたと考える。
20世紀後半生まれのスポーツ選手一覧
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20世紀後半生まれのスポーツ選手まとめ。カッコ内は主な記録(同種目歴代1位)。
1950年代
1950年
アルベルト・ファントレナ「陸上短・中距離:五輪400m・800m二冠」
1951年
ラリー・ロビンソン「アイスホッケー:NHL通算プラスマイナス722」
1952年
ウルリヒ・ベーリンク「ノルディック複合:五輪3連覇」
1953年
アンネマリー・モザー=プレル「女子アルペンスキー:W杯総合優勝6回」
1954年
オジー・スミス「野球:MLB8,375補殺」
1955年
中野浩一「自転車スプリント:世界選手権個人10連覇」
1956年
インゲマル・ステンマルク「アルペンスキー:W杯86勝」
1957年
山下泰裕「柔道:203連勝」
1958年
エリック・ハイデン「スピードスケート:五輪個人全種目制覇(五冠)」
1959年
マジック・ジョンソン「バスケットボール:NBA生涯平均11.2アシスト」
1960年代
1960年
フィル・テイラー「ダーツ:世界大会16勝」
1961年
ウェイン・グレツキー「アイスホッケー:NHLシーズンMVP9回」
1962年
ジェリー・ライス「アメフト:NFL通算パス捕球1,549回」
1963年
マイケル・ジョーダン「バスケットボール:NBA得点王10回」
1964年
ボニー・ブレア「女子スピードスケート短距離:五輪3連覇」
1965年
デビッド・ロビンソン「バスケットボール:NBAクアドルプル・ダブル達成」
1966年
1967年
アレクサンドル・カレリン「レスリング:国際大会13年無敗」
1968年
パオロ・マルディーニ「W杯フル出場23試合」
1969年
シュテフィ・グラフ「女子テニス:年間ゴールデンスラム達成」
エミット・スミス「アメフト:NFLラッシング通算獲得18,355ヤード」
1970年代
1970年
アンドレ・アガシ「テニス:スーパースラム達成」
1971年
ベン・エインズリー「セーリング:五輪4連覇」
1972年
ビタリー・シェルボ「体操:五輪個人五冠」
クラウディア・ペヒシュタイン「女子スピードスケート長距離:五輪3連覇」
1973年
サチン・テンドルカール「クリケット:通算合計34,347点」
1974年
オーレ・アイナル・ビョルンダーレン「バイアスロン:W杯個人総合優勝6回」
1975年
1976年
ジェレミー・ウォザースプーン「スピードスケート短距離:W杯個人優勝67回」
1977年
フロイド・メイウェザー・ジュニア「ボクシング中量級:無敗での5階級制覇」
1978年
シモーネ・ニグリ=ルーダー「女子オリエンテーリング:W杯個人総合優勝9回」
1979年
ドリュー・ブリーズ「アメリカンフットボール:NFL通算パス77,416ヤード」
1980年代
1980年
マルチナ・ヒンギス「女子テニス:シングルス世界ランキング1位年齢16歳6か月」
1981年
ロジャー・フェデラー「テニス:シングルス世界ランキング1位通算在位302週」
1982年
ダン・カーター「ラグビー:テストマッチ通算得点1,598点」
1983年
モハメド・ファラー「陸上長距離:世界選手権優勝6回」
1984年
レブロン・ジェームズ「バスケットボール:3万3,000得点到達1,216試合」
1985年
マイケル・フェルプス「水泳バタフライ・メドレー:五輪個人金メダル13個」
1986年
ウサイン・ボルト「陸上短距離:世界選手権個人優勝7回」
1987年
ノバク・ジョコビッチ「テニス:キャリアゴールデンマスターズ達成」
1988年
馬龍「卓球:シングルス世界ランキング1位通算在位64か月」
1989年
内村航平「体操:世界選手権個人総合6連覇」
1990年代
1990年
エフゲニア・カナエワ「新体操:世界選手権個人優勝13回」
1991年
マイク・トラウト「野球:MLB30本30盗塁到達21歳55日」
1992年
1993年
カロリーナ・マリン「女子バドミントン:世界選手権個人優勝3回」
1994年
1995年
1996年
高梨沙羅「女子スキージャンプ:W杯個人総合優勝4回」
1997年
シモーネ・バイルズ「女子体操:世界選手権個人優勝15回」
1998年
渋野日向子「女子ゴルフ:メジャー初出場優勝」
1999年
エフゲニア・メドベージェワ「女子フィギュアスケート:世界記録更新13回」
20世紀前半生まれのスポーツ選手一覧
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20世紀前半生まれのスポーツ選手まとめ。カッコ内は主な記録(同種目歴代1位)。
1900年代
1901年
1902年
アルフレッド・ビンダ「自転車ロードレース:ジロ・デ・イタリア個人総合優勝5回」
1903年
カール・ハッベル「野球:MLB24連勝」
1904年
ジミー・マクグローリー「サッカー:スコットランドリーグ通算408得点」
1905年
ダイアン・チャンド「ホッケー:通算400得点以上」
1906年
1907年
ディキシー・ディーン「サッカー:イングリッシュフットボールリーグシーズン60得点」
1908年
ドナルド・ブラッドマン「クリケット:テストクリケット通算打率99.94」
1909年
カール・シェーファー「フィギュアスケート:世界選手権7連覇」
1910年代
1910年
キッドチョコレート「ボクシング軽量級:アマチュア時代100戦全勝」
1911年
ビクトル・バルナ「卓球:世界選手権シングルス優勝5回」
1912年
双葉山定次「大相撲:69連勝」
ソニア・ヘニー「女子フィギュアスケート:世界選手権10連覇」
1913年
1914年
ジョー・ルイス「ボクシング重量級:世界王座連続防衛25回」
クリストル・クランツ「女子アルペンスキー:世界選手権優勝12回」
ジョニー・ヴァンダー・ミーア「野球:MLB2試合連続ノーヒットノーラン」
1915年
アルセニオ・エリコ「サッカー:アルゼンチンリーグ通算293得点」
1916年
ルー・テーズ「プロレス:936連勝(諸説あり)」
1917年
木村政彦「柔道重量級:15年無敗」
1918年
テッド・ウィリアムズ「野球:MLB通算出塁率.482」
1919年
ファウスト・コッピ「自転車ロードレース:ジロ・ディ・ロンバルディア優勝5回」
1920年代
1920年
ヘレン・ニコル「女子野球:AAGPBL通算163勝」
1921年
アンジェリカ・ロゼアヌ「女子卓球:世界選手権シングルス優勝6回」
1922年
エミール・ザトペック「陸上長距離:五輪5,000m・10,000m・マラソン三冠」
1923年
ロッキー・マルシアノ「ボクシング重量級:生涯無敗49勝」
1924年
インゲ・セーレンセン「女子水泳平泳ぎ:個人最年少五輪メダリスト12歳24日」
1925年
ジーン・ファウト「女子野球:AAGPBL通算防御率1.23」
1926年
ラズロ・パップ「ボクシング中量級:五輪3大会連続金メダル」
1927年
エレノア・キャロウ「女子野球:通算本塁打55本」
1928年
1929年
1930年代
1930年
ボブ・マサイアス「十種競技:五輪2連覇」
1931年
ウィリー・メイズ「 野球:MLB外野手通算刺殺7,095」
1932年
レイ・リアドン「スヌーカー:最年長世界ランキング1位50歳」
1933年
ジュスト・フォンテーヌ「サッカー:W杯1大会13得点」
1934年
ラリサ・ラチニナ「女子体操:五輪個人金メダル6個」
1935年
1936年
ウィルト・チェンバレン「バスケットボール:通算23,924リバウンド」
アル・オーター「円盤投:五輪4連覇」
1937年
マグナル・ソルベルク「バイアスロン20km:五輪個人2連覇」
1938年
ヴィアチェスラフ・イワノフ「ボートシングルスカル:五輪3連覇」
1939年
リディア・スコブリコーワ「女子スピードスケート:五輪個人全種目制覇(四冠)」
1940年代
1940年
ジャック・ニクラス「ゴルフ:メジャー18勝」
ペレ「サッカー:通算1,281得点」
1941年
1942年
ワシリー・アレクセーエフ「重量挙げ:世界選手権優勝8回」
マーガレット・コート「女子テニス:グランドスラムシングルス優勝24回」
1943年
ペドロ・カラスコ「ボクシング軽量級:92連勝」
1944年
パトリック・セルキュ「自転車トラックレース:6日間レース88勝」
1945年
エディ・メルクス「自転車ロードレース:三大ツール総合優勝11回」
1946年
1947年
カリーム・アブドゥル=ジャバー「バスケットボール:NBA通算38,387得点」
1948年
ボビー・オア「アイスホッケー:NHLシーズンプラスマイナス124」
1949年
リック・フレアー「プロレス:NWA世界ヘビー級王座9回」