なにかの知識

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バズワードとは?わかりやすく5分で解説

バズワードとは、新しい価値観や概念等を表した曖昧な定義の流行語のこと

定義が曖昧で人によって解釈が異なり、単なる言葉の言い換えの場合も多い。専門家ではない人(マスメディア等)が多用することで、本来の意味からかけ離れ徐々に曖昧な言葉に変化する。

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IT業界

web2.0

従来の情報の発信者と受信者が一方向で固定されていたwebと違い、誰もが自由に発信者となれる新しいwebの形態を表した言葉。電子掲示板やブログ、SNSの浸透を指して、「web2.0の時代到来」といった使い方をする。

ユビキタス社会

いつでもどこでもネットワークにつながることができる社会を表した言葉のこと。携帯電話やPDA、ノートパソコン等持ち運びやすい端末の普及を指して、「ユビキタス社会の到来」といった使い方をする。後述のIoTとほぼ同義。

クラウドコンピューティング

データを自身の端末ではなくインターネット上に置くことで、いつでもどこでもどの端末からでもデータにアクセスできるサービスを表した言葉のこと。旅先で録画したTV番組を見て、「クラウドコンピューティングの時代到来」といった使い方をする。

ビッグデータ

従来の技術では管理しきれなかった膨大で複雑なデータを表した言葉のこと。多くの場合、ビッグデータを解析しビジネスにつなげるといった行為自体を指す。この行為はかつてデータマイニングと呼ばれていた。

IoT(モノのインターネット)

あらゆるモノがインターネットにつながる社会を表した言葉のこと。前述のユビキタス社会とほぼ同義。電気ポットの使用状況を見て高齢者の安否を確認している様を見て「IoT時代の到来」といった使い方をする。

 

その他

オレ流

プロ野球選手である落合博満の独特な流儀を表した言葉。たとえば独自に取り組んだフォーム改造や日本人初の年俸調停等がこれにあたるが、広義では落合がやったことであれば何でもオレ流になる。

但しその道のプロが独自の考えや流儀を持つことはざらで、落合に限った話ではない。たとえば谷沢健一の酒マッサージ、荒川博の真剣による素振り、榎本喜八の素振りなしの打撃フォーム確認、野茂秀雄のトルネード投法種田仁のガニマタ打法等がある。

自分たちのサッカー

サッカー日本代表がイメージする理想のサッカースタイルを表した言葉。敗戦後のインタビューで「自分たちのサッカーができなかった」という具合に用いる。「課題を見つけた」「収穫があった」という言葉も多用し、具体的な内容については言及しない。

ファミコン

1990年代頃の子供を持つ親が用いたコンピュータゲーム全般を表した言葉。当時のゲームは外部からの衝撃に弱かったが、親は子供がゲーム中に部屋の掃除をしたりとゲームの性質を曖昧にしか理解していなかった。

このファミコンを上位カテゴリのコンピュータゲームに置き換えるという手法は、修辞技法における提喩法に該当する。